ガレージ石坂 箱根ツーリング
03.11.16

16日
本日は練馬のケンメリさんより石坂自動車のツーリングにお誘いいただいた。
そう、旧車関係なら誰しも一度くらいは名前を聞いているであろう有名所である。
今年の3月に展示会にもお邪魔させていただいたこともあるがそれっきりだった。

期待と不安を抱きつつツーリングに備えて早めに床に着く。

・・・・眠れない。

いつもと同じく遠足の前の日症候群だ。
ウキウキしてちっとも寝つけない。

朝6時には谷村PAに集合なので余裕を見て3時には家を出たい。
しかしウキウキが収まらず既に時計は12時を回っていた。
落ちつけ、落ちつくんだ。

おもむろに外に目をやるとなんと雨。
一気にウキウキメーターが下がり始める。
雨天は・・・とプリントアウトしたツーリングのお知らせに目をやると「雨天結構(決行です)」の文字。さすがだ。
ウキウキメーターが再び上昇し眠れない。
心を落ち着けるためにノスヒロをぱらぱらめくる。当然メーターはさらに上昇。
そんなことをやってる間にセットした目覚ましが鳴り始めた。3時だ。

結局1時間弱ほどしか寝ないで出陣。
懸念の雨は止んでおり、気温の方もどちらかと言うと温かい部類だ。
駐車場につくとしっとり濡れたボディカバーが目に入る。
水分を吸って重くなったボディカバーをまとめてトランクに押し込む。
一昨日動かしていたおかげで始動にはさほど手間取らず深夜であることを考慮して先に大通りにケンメリを移動させ
そこでアイドリングを開始。相変わらず”パン・・パパンッ”とイヤな音が聞こえる。

若干曇り始めたリヤガラスを考慮して窓を全開。アイドリングを終えて走り始めた頃には後方視界は確保されていた。
深夜にも関わらずある程度の台数が走っている。
その中で一際目立つ存在の車を発見。
やっとの思いでシャッターチャンスをつかんだ。
ナンバーの品5というのが時代を感じさせる。



調布のICより中央道へ入る。
高速道路に入ってもなおバックファイアは続く。先行きが不安だ。
八王子の料金所を過ぎると走ったことのある人はお分かりだろうが街灯がほとんど無い。いや、全くない。
さすがにこの時間の高速道路だと他に走ってる車はほとんどいない。
ライトをハイビームにセットするも・・・・つかない(爆)
もちろん普通のヘッドライトは点灯しているのだがハイビームのスイッチ――ライトレバーを奥へ押しこんでも
ハイビームにならないのだ。
それに加えて辺りは霧が立ち込めていた。不調なエンジンも手伝って走行車線をのんびり走ることを余儀なくされる。

しばらく走っていると前方に車影を確認。ゆっくり走っているつもりだが追いついてしまう。近づいてみるとそれはシルバーの80スープラだった。
仕方が無いので追い越し車線に入り追い越す。
そして再び走行車線に戻る。
相模湖近くになると霧は一層激しくなり、フォグランプが欲しくなる。
すると後ろからまぶしい光が。ぐんぐん近づいてくる。バックミラーで確認していると先ほどのスープラだ。
しばらく後ろにいたと思ったら追い越して行った。一体なんだったんだろう?

霧の中を相変わらず走行。
トンネルに入るとすっと視界が開けて安堵する。
そんな調子で走っていたのだがこれまで数台の車を追い越してしまった。
追い越してから「ああ、あの車に先導してもらえば良かったかな」と思うのだが後の祭。
一応ハイビームも使えるようにはなったのだが当然これだけ霧が濃いとハイビームは返って視界を奪ってしまう。
談合坂に差し掛かると高地のせいか一層霧が激しくなる。朝食も兼ねて一度談合坂SAへ立ち寄ることにした。
照明が霧とあいまって非常に幻想的ではあるが
運転するものにとって(フォグランプも無し)は少々厄介である。

店内に入りうどんをすする。
この時時間は4時ちょっと過ぎである。どう見積もっても
集合場所までは余裕でつく。
そんな深夜にも関わらず小さい子がはしゃぎまわっている。

こんな時間に?と思ったらその周りにはツナギを着たコワモテの方々が。

「まさか今日のツーリングの・・・?」
などと考えつつ表に出ると霧が晴れていた。

視界が確保できてるうちに目的地まで行こう、とケンメリ発進。
霧が晴れてさらに前方に目をやるとジャッキアップされた71クレスタが。
さらに竹やりのついたチェイサー(マーク2?)
どれもこれもこれでもかりうくらいの引っ張りタイヤ。
そそくさと談合坂を後にする。



走り始めると晴れたと思った霧が再び視界を奪う。
河口湖への分岐を通過しひたすら走る。まだまだ霧は晴れない。
そんな中、谷村PAの看板を確認。通りすぎないように走行車線をゆっくり走る。
PAに到着したのは午前4時過ぎ。集合時間の6時まではまだまだ時間がある。
談合坂と違ってレストランや売店があるわけで無く、自販機の灯りだけが点っている。
車は数台停まっているが今回のツーリングに参加しそうな車は見当たらない。
車を停め、トランクより毛布を取り出しケンメリのリヤシートへ。
後ろで横になり時間になるまで待つことに。こうしてケンメリで寝ることもかなり久しい。
横になってしばらくすると聞き覚えのあるL型・・・直管の排気音が聞こえてきた。

ゆっくり身体を起こし、クォーターウィンドウからこっそり覗く。
ブルメタ?のケンメリだろうか。ウィンカー部分がパテ埋めされてるように見える。
そしてそのとなりは白い・・・チェイサー(orクレスタ)が見える。
「あ、この人達も参加・・・」
と身体を起こすと赤い光が点滅しているのが見えた。発光源は白黒ツートンの車だった。
どうやら追いかけられてこのPAに来たらしい。
5月に同種の白黒カーに言いがかりをつけられた記憶もあったので身体を再びリヤシートへ戻す。

またしばらくするとけたたましい排気音が。
体を起こすと赤い箱スカが隣に止まっていた。今度は追われてるわけではないようだ。
ケンメリから出てご挨拶。しばし話していると今度はセリカLB,箱スカ、そしてメルセデスのコンバーチブル。
石坂自動車ご一行様である。
その後練馬のケンメリさん、86トレノ、そして参加者のご家族の車がゾクゾクと集結。
ただぼーっと立って集結する車を眺める俺。

それに伴い徐々に空が明るくなって行く。しかし気温はココに到着した頃より確実に低い。寒い。
助手席に置いといた皮ジャンを取りだし着こむ。明るくなると今回のツーリング参加者が一通り揃った。
が、その車種たるや実に様様。RV車から軽自動車までという不思議な混成部隊である。(もちろんご家族の方や、残念ながら今回のツーリングまでに
車が間に合わなかったりなどの理由からである)
日の出のおかげで懸念の霧もだいぶ晴れてきた。いよいよ出発である。

霧が晴れた向こうには富士山が見えてきた。


料金所を過ぎたところで編隊の組みなおし(笑)
地面が濡れているところを見ると雨でも降ったのだろうか。

この後もひたすら走り本来の合流地点を目指した。


さらなる合流地点御殿場インターポートへ到着。
そこには箱スカがずらり。そして奥にはケンメリの姿が・・・・
ここに来ていよいよツーリングらしくなってきた。
ここで給油する人は一旦ガソリンスタンドの方へ向かう。
うちのケンメリはメーター読みでまだ半分ほど残っていたので
給油せずに行く事にした。
給油待ちの間、先に来ていた車達を眺める。
箱スカHTはもちろんのこと、珍しく(?)セダンの姿を拝見した。
そして、先にいたケンメリがL型でなくS20搭載――そう、ケンメリGTRだったのだ。
それだけで、かなりハァハァ。

練馬のケンメリさん
ケンメリGTRIさん
そしてとね号、
3台のケンメリが今回は参加となった。

3台とも白、ワタナベ、バーフェン付きという定番仕様だがその中身はそれぞれ異なる。
給油組みが帰ってきたところで改めてご挨拶。決して日産車ばかり、箱スカばかりでない今回のツーリング。
地図を渡され、道の説明、出発に際して次々と駐車場から轟音を立てながら一台、また一台と発進していった。
しかし箱根の山道に入ると即座に霧に見まわれる。
一台前を走る車のテールランプが見えるくらいだ。


ガードレールが無かったらそのまま転落してしまいそうなくらい
視界が悪い。
バックミラーの方もほとんど確認が難しい状況である。

こんな逆境でもツーリングを敢行してしまうあたりが
さすが(?)と思える。


一度ドライブインに入る。
車から降りるとものすごい強風と霧、そして大粒の水滴が飛んでくる(雨ではない)

雲の中にいるという表現がぴったりだ。

どうやらはぐれてしまったメンバーの方もいらっしゃるので
その待ち合わせ。
その間、停まった車を濃霧の中で眺める事にした。


こういった状況の中、ワイパーの調子が悪くなってしまったのは
ケンメリRのIさんだった。
しかし原因が掴めているようで、てきぱきと対応していた。

この時、Iさんのご好意でケンメリRに座らせてもらい、かつアクセルを
あおらせてもらった。

例によっておっかなびっくり、ちょん、と踏んだだけであっという間に
3〜4000回転まで跳ねあがってしまうのはS20エンジンだからなのか、
それとも石坂自動車の技術力なのか?

極最近、ケンメリRの試乗の機会を得たがその時とはまた違った
感触である。

ちなみにウチのは4000回転まで回すとぶるぶる震えた挙句
アクセルを離したら今度はアイドリングが2000回転から落ちないと言う
摩訶不思議なエンジンになっている・・・

安全走行で隊列は続く。

ちなみにこの時、まだ10時半過ぎだったと記憶する。


少しだけ霧が晴れた。
一応の目的地のドライブインに到着。

ここで走る人と、休む人と別れる事になる。

私はせっかくのチャンスなので、ケンメリRと走ることにした。

ちなみに左のケンメリは練馬のケンメリさんである。



標高の高いところは相変わらず霧が酷いが、徐々に降りていくにしたがって視界が開けて行く。
途中からはすっかり晴れて絶好のドライブ日和。
と、同じに前方のケンメリRが加速を始めた。
こちらも負けじと・・・・パンパッパン・・・
加速できませんでした(爆)

それだけではなく、コーナー一つ超えると車間距離が大きく離れている。
これまた以前大垂水峠でジャパンのもりきんさん、イッケーさんと走った時を思い出す。

要は腕の差なのだ(泣)

前を走るワゴン車が道を阻む。ワゴン車が左によって道を譲ってくれる。すかさず追い越すR。それに続け・・・
と思いきや追い越すポイントとしては適切じゃないポイントになってしまった。
ついにはワゴンが左に止まって先にイケの合図、それでは・・・といくと道の起伏のむこうから対抗車線の影。
おいおい、殺す気ですか?
なんとか追い越し停車できるところへ到着。
一度降りて、車を停める。なんか見覚えがあると思ったら前に大学の友人たちと来た時に
ビデオ撮影ごっこをしたところだ。
そこで停めて談笑していると上から甲高い排気音が聞こえる。
箱スカが2台降りてきた。もちろん今回のツーリングに参加の方たちだ。
かつてビデオで見たのと同じ音を奏でて降りてくる。
同じ場所に停めまた再び上がっていった。
こちらも同じように再度出発。

そして同じように置いていかれた(爆)

あっという間に離れて行く。そして間には一般車が・・・
ますます持って距離が離れて行く。バイクが後ろから次々と追いぬいて行く。
結局団子状態の末尾をちんたら走るハメに。
ええい!っと追い越しをかける。今度は対抗車もいない。
追い越して気づいたのは追い越してすぐのところに先ほどのドライブインがあったということだ。

並んだケンメリ2台。
間違い探し・・・ではないが、どちらがどちらとわかるあなたは
なかなかのケンメリマニヤだと思われ。



こちらも休憩した後に、今度は箱スカオーナーでかつホテルの板長さんを勤めてらっしゃるそのホテルへと場所を移動。
アヤシイ・・・
ホテルの駐車場が箱スカケンメリで占領されている(爆)
自分が一般客でこんな光景を見たら速攻ハァハァするだろう。

ホテルでは豪華な料理とかつ自己紹介。
舞いあがった自分がかなりイタイ自己紹介をかましたのは秘密です。

食事の後は温泉に浸かり、マッサージ器にて疲れを癒す。
さすがに朝一番で乗りこんだせいかお昼過ぎのこの頃には睡魔に
襲われた。

マッサージ器に横たわったまま仮眠を取る。

午後3時を回った頃には解散となった。
ホテルから次々と轟音を奏でて出立するケンメリに箱スカ。
さらに出口でガレージ石坂による撮影会と石坂専務からお声掛けをいただく。

「またお店にも来てよ!」
そういって握手をして別れの挨拶とする石坂さん。
ぜひぜひお店の方にも寄らせていただきます!

しかし撮影があるというのに後ろに停めた白い箱スカ様に
黒煙アタックをかます粗相をしたとね号。
慌ててFスポやバンパーについてしまった汚れを取り除くのであった。
(失礼しました〜)



箱根湯本の温泉郷をタクシーやバスに混じりながらゆっくりと抜けて行くL型車たち。
特にこの当たりの地理に明るいわけではにのだが、とにかく大通りに出て高速道路を示す緑の看板を目指して走っていく。
途中練馬のケンメリさんや、他の箱スカの方やいろんな方とご挨拶しながらそれぞれ帰路につく。
私は小田原厚木道路を選択し、東京方面へ向かって走らせた。
相変わらずバックファイヤが聞こえるがある程度まで速度を上げると聞こえなくなる(別の音にかき消されてるだけかも)
窓を開けて走れば気温も穏やかなドライブ日和であることは相変わらずである。

しばらく走っていると後ろからR31GTS-Rが。こちらの方も(多分、つーか絶対)箱根ツーリングに参加されていた方だ。
お話する機会はなかったがしばらくランデブー。
そこへ、追い越し車線から2台の車が。

ロータスヨーロッパだ。

こ、こ、こ、これわぁ〜〜!!

その姿を見つけた瞬間気分は街道レーサー極道連

こちらも負けじと追い越し車線に入り追走。かなりのハイペース(と言っても現行車だったらなんてことないクルーズレベルかも)

チーーーーン!
うおおおぉぉっ!
俺だってシビックの狼と・・・

脳内サーキットの狼がまた始まった。ある種発作みたいなものである。
今考えればニタニタしながらケンメリに追っかけられるロータスのオーナー様は大変不愉快だったかもしれない。(前にもZロードスターの人に同じ事を・・)
しかし飛鳥ミノルも言うように
「こういう車に乗ってると目をつけられるんだ」
というようにスーパーカーはある種有名税を背負っているようなわけでして・・・

・・・・虚構と現実の区別がつかなくなってる間に後ろにいたはずのR31の方はいなくなっていた。

東名に合流する辺りから渋滞が始まり牛歩戦術を強いられる。
そこに辿り着く数分前、追い越し車線を黒いマジェスタが突っ走って行った。
前が渋滞してるのにも関わらずそういった行為を行うと今度は黒いノアが腹を立てたらしく窓を全開にしてマジェスタに怒声を浴びせる。
料金所にさしかかり、ノアがなんとマジェスタに体当たり!・・・はしなかったけど思いきり幅寄せを行う。
火のついたタバコを投げつけ、あまつさえ写るんですでマジェスタを撮影(爆)
おいおい、頼むから俺の前でケンカは止めてくれ〜
と祈りながらゆっくり走る。
料金所を過ぎても渋滞は続く。さすがに車から降りて・・ということはなかったが終始ノアからは威嚇行動がされていた。
マジェスタには男二人、ノアの助手席は婦女子のようである。
バイオレンスな展開になった場合なんとなく不利な気もするが、ノアの自信はどこから来るものなのか不明だ。

DQはさておき、東名に入り厚木を超えた辺りから徐々に流れ始めた。
先ほどのノアが車線変更を繰り返し・・・と思ったらナンバーが違っていた。つーか、黒いノア大杉。
やっと勝手知ったる辺りまで到着。
こちらも渋滞気味だがなんなくクリア。雨と霧で結構汚れてしまい、時間もまだ夕方5時ごろなので洗車でもしようかと思ったが
ココに来て例によって尿意を激しく催してきた。
コイン洗車場にはトイレは無い。洗車場方向へ向かうにはもう一度渋滞を抜けなければならない。
葛藤の末、本日の洗車は断念。明日の朝早起きして洗ってやる事にした。
駐車場に戻りボディカバーを掛けずにそのままあとにした。

箱根ツーリング参加の皆様お疲れ様でした。

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