ケンメリレポート8月27日
いよいよ工場が手狭になってきた。会社の人間からケンメリ撤収命令が再度発令される。度々言われると、反抗的な気持ちになるのは、ヒトとして通常の感情だろう。我がケンメリは、病院たらい回しという、火曜サスペンス劇場十八番なシーンを体験しているのだ。直せるところに入院する前に、家族としばしの団欒、自宅療養というものか。
しかし、悲しいかな、ケンメリはやはり機械。何もせずにじっとしていると、体調は良くなるどころか悪くなる一方。その証拠に、先日まで点いていたハザードと、ブレーキランプが点かなくなった。
しかも、この事に気づいたのは、家に帰ってからだ。
この日は、おりしも台風が近づいており、時折叩き付けるような雨が降る。結局手付かずのまま、工場においてあったケンメリは埃が積もり、また雨とmixされていた。これ幸いと、洗車を敢行する馬鹿オーナー。
久しぶりのコックピット。’70年代の匂い。重ステ、フェンダーミラーを満喫しつつ、セルをまわす。
ワイパーはまともに動く。小雨降る闇夜の中、ブレーキランプの点いていない、ウィンカーのでない我がケンメリで帰路に着く。
・・・・・・・事故らなくて良かった(汗)
ちゃんと洗車しないとこうなる之図
自分で木目シートを貼ってみました之図
8月22日
自社工場での修理を断念した、私に無情にもケンメリ撤収命令が。
購入店に移送するのは9月になってから。それまで屋根付きで保管できると思ったのだが・・・。
あまつさえ、周りからは欠陥車だ、解体車だと悪口雑言。極めつけは上司の一言。
「おまえはだまされている」
いろんな励ましの言葉に心の病が促進。
工場の中で、エンジン音を聞く程度に動かす。エンジンはやはり快調だ。仕事が終わった後の唯一の心の拠り所だ。こいつが全壊・・・・いや全快したときのことを考えながら今日も闘う!(別に相手はいないが)
8月21日
会社が終わる時間。整備のヒトがやってきてこう言った。
「お手上げだ」
どうやらサジを投げられたようだ。というのも無理はない。本来の配線では無い上に、私がばらしてしまっているため、何がなんだかわからず、手の付けようがないそうだ。ここで駄目なら、買ったお店に言うしかない。話したところL20のタコアシが出てきたという。いや、今はそれどころではない。事情を話し、なんとか手を付けてもらえることになった。運搬の段取りを取り、電話を切る。なんとも言えない脱力感。
配線関係は、全て取り替えることと相成った。これで、電装系のトラブルが若干少なくなるかと思いきや、借金がかさむ・・・・。
8月20日
今日は午前3時50分に目覚めた。まだ、空は暗い。数々のトラブルを抱え(込ませた)、不安を拭い去るべく、工場に入庫する日なのだ。しかし、ウィンカーが点かないので、車の少ない時間帯に運ぶことにした。自走はできる。朝もやの中、スーツ姿で駐車場へ。バッテリーのターミナルをつなぎ、エンジンを始動。長いクランキングの末、久しぶりにL20に火が入る。ランプ類の不調、メーター類の不調に加えて、ガソリンが近くのスタンドまで持つかどうか、そんなことまで心配の要素に含まれる。アイドリングも控えめに(本当はじっくりやるべき)発進。スピードメーターは動く。タコメーターは駄目。水温計も駄目。油圧計も駄目。駄目駄目尽くしで、なんとか24時間営業のスタンドへ。久しぶりのハイオクは2千円だけ。暗がりの20号、工事車線を一気に駆け抜ける。エンジンは好調だ。これが唯一の救いだ。しかし、トラブルは絶えない。ミッションからの異音が前にも増して大きくなっている。特に3速に入れたときは、その音が最大になる。ソレックスの吸気音だけを聞いていたいが、異音は容赦なく鳴り続ける。会社へと向かう、道のり、交差点は一個所。ウィンカーを出さずに曲がり、一路会社へ。会社に到着したのは午前5時45分。いつもなら余裕で寝ている時間だ。早めに着いた会社で、仕事をやると思ったら大間違い。展示車にさっそうと乗り込み、シートを倒し、二度寝する。ミゼットじゃこうはいかない。
しかも、今日は一昨日注文した、シフトブーツが届く日だ。仕事に行くついでに、日産の部品センターへ。
パーツナンバー 96935−R3700 ブーツコンソール
初期のパーツカタログのナンバーで注文できるのがうれしい。
結局、本日は工場が混んでいるせいで、診てもらえなかったが、とりあえず、雨風がしのげて、復活の兆しが見えるので安心だ。
シフトブーツだけ、自分で取りつけ、後はひたすら待つ”忍”の心。
でも、このシフトブーツ、最近ぽいというか、なんというか、当時の材質がよかったなぁ。
8月18日
夏休みが終わり、さっそく会社でケンメリ入庫の手続きを取る。しかし、「解体じゃないの?」という悪口雑言が(怒)。
さらに、家族までに「ちゃんと走る車なの?」と声が。
そんな声に負けずに、今日も戦う。
日産部品に行き、シフトブーツを注文しました。当時のパーツリストのナンバーで注文できるそうです。
8月20日に入庫予定&シフトブーツ到着予定。はやく復活させて、走りたい!
8月14日
あれから3日。依然復旧の目処は立たず、とりあえずケンメリの元へ。数週間前までは一応元気に走っていたと思うと悲しくなる。しかも、原因がいじり壊しというのがまた辛い。
トランクを開けると昨日降った雨水が流れてくる。リヤスポイラーのリベットが真ん中2本でしか止められていないので、外側2本は穴が空いている状態で、そこから雨水が侵入してくるものと思われる。
ドアヒンジ部分も濡れており、これまた早急に対応しなければならないのだが、いかんせん金が無い。購入元のショップにもまだ、残金が残っているため、どうしようも無い状態だ。昨日木目のシートを買ってきた。ほんとうはアルミ板を買ってきてDIYショップでコンソール部分の形にカットしてもらおうと思ったが、断られたため、本来のGTX木目仕様を思い付いたのだ。なかなかいい感じだ。メーター周りもいずれこのようにする予定。しかし、前オーナーの爪痕がいたるところに残されており、接着剤の跡や、何かを後づけしたネジ穴等、いかんともしがたいものが多数ある。
少々くらい話しばかりになってしまったが、これらを改善すれば、再びケンメリに乗れるのだから、今はぐっと忍耐。復活にこうご期待!
8月12日
昨日の発火事件より一日。気を取り直して、できるだけ復旧作業をやってみようと、オートバックスに向かう。もちろんR33でだ。数字の違うヒューズを既定値に戻すのと、昨日焼け焦げになったコードを修復する(取り替える)ために細々したものを買いにいくのだ。
・10Aヒューズ5個入り
・15Aヒューズ5個入り
・4m配線
・アーマーウォールの水いらず洗車剤
これを買ってケンメリの元へ。
昨日の惨劇の元である焼けただれたコードを切断。バッテリーから直接引っ張ってきているコードだ。ボンネット付け根付近から既に焼けており、潔く切断。もう一つの端っこは例のシートと絡んだ部分から切断。買ってきたコードを結び絶縁テープで保護。前オーナー達は、みんなビニールテープで代用していたおかげで、べとべとして気持ち悪いのだ。
ボンネット開けたついでにと、プラグの掃除を行う。4番と6番以外は真っ黒け。運転のへたさ加減が顕著に表れている(汗)4番とと6番は褐色になっていた。(これはいいんだよね?)
さらにテールの方に回り、テールランプを外し、以前より買っておいたネジと交換する。テールレンズを止めているネジは頭が錆でグサグサだったし。
ヒューズボックスを開け、Aの違うのを取り替える。これで準備万端だ。緊張の瞬間。バッテリーのターミナルを接続。頼む、発煙しないでくれ。
大丈夫だ。気をよくしてエンジン始動。
メーターが動かない!
なんてこったい。エンジンをまわしても回転計は無反応。燃料計も無反応。速度計は走ってないので不明。油圧も駄目。電流計は動いている。水温計はなぜか、ぐんぐん上昇(暑いからとか、水が入ってないとかではない、と思う)
エンジンをカットし、再び立ち尽くす俺。
もう、これ以上手の打ちようがないので、とりあえずアーマーウォールをシュッっと一吹き。大体の汚れは落ちると言ったところだ。
ボディを一応奇麗にし、工具をしまって、ケンメリを後にする。もはや、素人の手に負えるレベルではないトラブルだ。配線図を見てもさっぱりわからん。
昨日、今日でやったことはいじり壊しというやつだ。
まあ、こうやってみんな覚えていくんだろうけど。せっかくの休みはケンメリを眺めているだけになりそう・・・・・。
8月11日
今日は暑かった。かねてからやりたかったMDデッキ取り付けを敢行すべく午前中から、ラチェット片手に車の中で悪戦苦闘。まずは運転席側のシートを外し、作業効率性をアップ。そしてフロアコンソールの取り外しだ。ボックス内のネジを外し、フロントのサイドのネジを外す。パワーウインドウのスイッチハーネスをコネクターで外し、現在のオーディオの配線もすべて外す。そして、コンソールは外れた。
で、外してみてわかったのだが、かなりの配線が手を加えられており、オリジナルな状態ではない。(予測はしていたが)結局、何がなんだかわからなくなってしまい、とりあえずパワーウィンドウだけでも元に戻そうとコネクターを接続。動作確認・・・・・動かない(汗)。考えられる部分をすべて見直し、コネクターを再度接続。駄目だ。
「おいおい、この暑いのに窓が開けられなくなっちまった」
時計は昼を過ぎていた。午後は別の予定があるので、ここで一時作業を中断するためにシートを再び取り付ける。4つのネジで取り付けられており、最後のネジを締めているときにそれは起こった。
いきなり車内は煙に包まれた。何がなんだかわからず、慌てて外に出て、バッテリーのターミナルを外す。煙は収まらない。発煙元はアクセルペダル付近。とにかく消そうと、ひたすら踏みつける。
しばらくしてから、焦げくさい臭いながら、煙がおさまってきた。
あまりの出来事にしばし、呆然と立ち尽くす俺。
(注:写真はイメージ図です。写真撮っている余裕はなかったんで)
少々見にくいが、発火したところはココ。白っぽいケーブルがそう。ビニールは既にボロボロ。原因は、シートを取り付ける際に、ケーブルを噛んでしまったことと思われる。ちょうどつぶされたような形になり、ボディ及び、シート取り付け金具と接触そして発火。
最悪の炎上まではいかなかったが、パチパチいいながら煙に包まれる恐怖は、電送系オーバーホールの決断を余儀なくすることになる。目に見えている部分はほとんどはビニールが焼き切れ配線がむき出しの状態だ。検証中も、あの焦げ臭さが鼻につく。
で。今回の発煙事件だが、まだ幸運だったのだ。一つは見てのとおり、昨日のうちにフロアマットを取り外しておいたので燃えるものが近くに無かったこと。もう一つは、これで、MDデッキ取り付け、パワーウインドウ復活、電送系の再チェックに踏み出さざるを得ない状況になったこと。ああ、金がかかる・・・・けど、復活したら、さらに快適に走れるぞ!
取り外したコンソールを持ち帰る。縁の部分などに接着剤が付着して汚いので磨く。これも近いうちに、アルミパネルを貼ろう。
8月10日
ついに夏休み突入!しかし、暇だと思ってたら意外と予定が多く入ってることに気づく。
とりあえず、午前中は空いていたので、懸念のテールランプの確認作業に入る。
もう一度、バンパーを外し、テールランプ内を確認。原因かどうかは不明だが、むき出しのコードを複数発見。絶縁テープで補強。気づいたのだが、ずいぶん、配線をごちゃごちゃに付けたらしく、配線の色が所々で違う。整備要領書で、とりあえず配線を確認して、元に戻す。そして、ヒューズ。ヒューズの方も改めてみると、結構いいかげん。規定のA(アンペア)になってないのもがちらほら。とりあえず、できる範囲で、元の規定のAに戻す。そして、問題のテールランプのヒューズだ。こいつは室内灯のヒューズに刺さってた25Aの奴をとりあえず挿してみた。そしたら見る見るうちに黒焦げになり、慌てる俺。
しかし、室内灯のヒューズはそのままに、試しにテールランプを点けてみたら、あら不思議。ちゃんと点いてる!これで夜間の走行もとりあえずOKと、一安心。フロアマットとトランクの前オーナーお手製カーペットを剥ぐと、そのまま一旦帰宅。
午後になり友人が来て、ケンメリを見たいというので、同乗走行。ガソリンが少ないのは心細い。
一週間ぶりのケンメリはちょっと不調っぽく感じる。もちろん、自分の腕が悪いのだが。
とりあえず、明日はキャブを見てみよう・・。
8月02日
やっと休みが取れたので、ケンメリに取り掛かると見せかけて、今日はR33の内装を徹底掃除。なんと、我が家のR33はおやじ殿の転勤と一緒に彼の地へ行ってしまうことが決定したのでした。とりあえず手元にある間に、MDデッキを取り外し・・・じゃなくて、4年間お世話になったお礼を兼ねて、清掃しました。(そのくせ、外面はやってない)
これが終わった後、ケンメリの整備要領書を買いに行き、帰りにはGTRマガジンも買って家で一読。来週から夏休みなので、整備書片手に状態回復作業開始!
C110系整備要領書復刻版¥8,00
あ、今日人に「GTR買ったんですか?」と聞かれ、思わず「はい」と答えた私はウソツキ?
翌月
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