ケンメリレポート’02.07
21日
本日はケンメリをレストアするために長野の知り合いの板金屋まで運ぶ。
急な申し出にも係わらず、快く足を引き受けてくれた友人に感謝。遅刻しなければもっと感謝。
中央道を使って長野方面へ。
八王子料近所を過ぎたところでなんと3人乗ってるポルシェを発見!
3人乗りといえど恐ろしい加速で走っていくポルシェ。
「早瀬の奴、調子よさそうじゃねえか」
等と独り言をぶつぶつ言いながら笑う怪しいケンメリドライバー。
暑さで頭がやられたか、これが普通なのかは諸氏の判断に委ねるとしよう。
途中談合坂にて休憩した後、再び長野方面へ。
暑さもさながら、窓を開けて快走するケンメリ。途中でラジオのスイッチは切り、エンジンの音と風きり音をBGMにしながら
ひたすら走る。27年前のこの車が現行車に引けを取らない走りをすることに、やはり感動を覚える。
走っていくうちにテンションがあがってきて既に”ぬおわ”km/hペースで走る。
走ってる最中に、ペースの違う車を見ると
「ちぃぃぃっ!」
「えーい、ままよ!」
など、別に何も無いのに言葉を発する自分が既に措置入院の必要ありか。
レストアの嬉しさがそうさせるのか、それとも最近ブックオフで買った某漫画の影響か。
14時に長野の方に行く予定で、12時半に談合坂を出発したのだが、このペースだともっと速くつきそうだ。
豊科の料金所を通過し先方に連絡を入れる。実は以前来たときの道を忘れてしまっていた(焦)
ケンメリを路肩に停めて、ふと水温計にう目をやると、いつもの位置よりかなり右側に針が振れているのに気づく。
どうやら調子に乗りすぎたようだ。電話で道を聞き終えると、店の方へ向かって走り始める。
走り始めると水温計の針はいつもの位置へ戻っていった。
大学の頃にサークルの合宿で毎年のように来ていたので大体の道はわかる。あの頃はR33にカヌーと女の子を乗せて(やや誇張)
この道を通った記憶がある。記憶を辿りすぎて、板金屋さんとは全く関係の無い、川下りの際に通った道を走っていた。
セブンイレブンに冷たいものを買うのとUターンを兼ねてケンメリを進入させる。
エンジンを止め、ケンメリから降りたところで、隣の車のドライバーが話しかけてきた。
「これって?○○自動車さんに入ってた車ですよね?」
どうやら他のケンメリもいるようだが、先ほどこちらについたばかりということを説明して、2・3言会話して店内へ入る。
涼しい冷気に包まれ先ほどまでの暑さ、だるさが引いていくようだ。
お茶を購入し、目的地の板金屋へ進路を修正して向かう。
電話で道を教えてもらい、数年前の頃と少々雰囲気の変わった道を進んでいくと、やっと到着した。
かつてケンメリを見てもらい、そして今回は客としてお願いしに来た旨を話す。そして、ケンメリの状況を見るためについて回る。
ボンネットがヤバいんですよ〜と話すと、社長はどこからかハンマーを取り出した。
ガンガンッガンッ!
ぎゃぁーーーーーーーー!!
ボンネットの裏側の錆びで膨らんでる部分をおもむろに叩きつけるとあっという間にパテが剥がれアルミテープと錆びがボロボロ落ちてきた。
(詳細はこちら)
前回見てもらったときより、さらにいろいろ現状を教えてもらう。
年式の割には程度は好い方との言葉をいただき、少し顔がほころんでしまう。
しかし、その笑顔も数秒後には絶叫顔に変わっていった。
塗装の浮きを、蚊に食われたような部分を発見するとおもむろにハンマーがうなった。
映画「マッドマックス」を覚えているだろうか。石油コンビナートを悪漢の手から守るために爆破後、備蓄したガソリンと共に逃走し最後にガソリンを積んだドラム缶が横転しするのだが、そこから出てきたのはガソリンでなく「砂」(囮)だった・・・。
まさしくその図を思い出して欲しい。錆びの中から次々と砂が出てきたのだ。
患部を発見するたびに、うなるハンマー、絶叫する俺。
わかってる、わかってるんだ!自分に言い聞かせつつもケンメリにハンマーが当たるたびに思わず声が出る。
バキッゴキンッ!
ぐおおおおぉぉぉーーーーっ!
パテが飛び散り、広がっていた錆びがあらわになる。
こうやって徹底的にやらないと、中途半端な処理は却って後に悪影響を及ぼすからだ。
ゴキッゴキッ
ひぃぃぃぃーーーっ
一見綺麗だった・・・いや、うすうす気づいてはいた錆びをどんどん露出させていくマジックハンマー&俺のソプラノ(叫び)

トランク部分もかなりキている。27年間の汚れが蓄積されて、すでにトランク側の爪も錆びて穴まで開いているところも。
一見綺麗に見えるケンメリも、中では相当の錆びが進行していた。
しかしながら、レストアの時期としては決して悪くなく、むしろ丁度好いとのご意見もいただいた。
GTRのカタログや、雑誌などの書籍を用意していろいろ細かい注文を聞いていただきつつ、部品に関しては別途自分で発注して様子見がてら届に来ますなんて話をしてケンメリを預けてきた。
途中で友人もこちらに到着し、合流してその後は温泉へ。こちらも大学時代に利用していたところで、
昔話をしつつ、運転疲れと絶叫した疲れを汗と共に流した。

帰りは鬼渋滞にはまり、時間もだいぶ遅くなってしまった。
送ってもらった友人に礼を述べて解散。
しあがってくるケンメリを想像しつつ終始にやつく俺。予定は1ヶ月くらいか・・・楽しみだ。
13日
午前3時。周囲が思いきり寝てる中、ケンメリのエンジンをかける。
かつてのような轟音は出ないにしても、この時間帯だとフルノーマルのR33ですらうるさいと言われてしまう
静けさだった。
アイドリングもそこそこに、ガソリンスタンドへ向かう。車検帰りの日に給油するもメーター半分くらいになっていたのからだ。
ガソリンスタンドで給油が終わり、フューエルカバーを店員が閉めようとするが閉まらない。
何度やっても駄目である。
見るに見かねて、自分でやってみるがやはり駄目だ。ロックしない・・・というより、何かが引っかかっている。
当たる部分を調べてみると、実はタンクのほうのキャップが閉まっていなかったのである。
DQN店員はタンクキャップを被せただけの状態で閉めようとしていたのだった。今後はここも注意してみることにしよう。
給油が終わり、高尾山を目指して走る。
今日は、ジャパンのもりきんさん、イッケーさんと走りに行く約束なのだ。
深夜〜明け方の道路は意外なほど混んでおり、トラックや道路工事がその要因と思われる。
ルート的には国道20号、すなわち甲州街道を下っていく形となる。
立川、日野を超えた辺りから信号につかまることや先頭の車に詰まることも無くなった。
うっすらと空も白み始める。昨晩は早めに寝たおかげで睡魔は差ほどでもない。
待ち合わせ場所の高尾山口駅に到着。どうやら一番乗りのようで、まだジャパンの姿は見えない。
エンジンを切ると駅のすぐ近くを流れる小川のせせらぎだけが聞こえる。まるで山にキャンプに来た時を彷彿させる。
時折ダンプが通りすぎる音以外は、せせらぎと鳥の鳴き声。
駅の待合所のベンチに寝転びしばし、待つ。
しばらくすると、ダンプのそれとは明らかに違う、排気音が聞こえてきた。L型の、それも思いきり改造してある音だ。
颯爽ともりきんさんの登場である。
挨拶を交わして、談笑。そのすぐ後にイッケーさんの登場である。
高尾山口駅前に、似つかわしくない3台の旧車が並んだ。早速デジカメで・・・・あれ?
電池切れ
ここに来てデジカメは電池切れだった(泣)
(写真提供:もりきんさん)3台揃ったところで、大垂水峠へ向けて出発。
山道に向かうも一般車が連なって走っておりその後ろをゆっくりとついていく。
麓のホテル街の辺りで3台とも斜線の左側により、後ろにもいた一般車をパスする。
数台が走り去っていった後は、L型のアイドリングだけが朝方の道路に響いていた。
程なくして別の後続の車が近づいていてきた。
ゆっくりと、先頭のイッケーさんの黒ジャパンが本線に戻り、続いてシルバーのもりきん号、そしてうちのケンメリをしんがりに
3台の隊列が再編成される。
ゆっくりと、法定速度より遅いのでは?と思えるスピードで走る3台。
後続の車が徐々にケンメリの後ろに迫ってくる。
バックミラーでその姿を確認し、視線を前方に移すと同時に、前を走る2台のジャパンは咆哮し、同時に加速していった。
「来た!」
こちらも乗せているだけのアクセルペダルを踏みこみ、加速に入る。
回転計が早速4500回転を目指す。
すかさず2速から3速へシフトアップ。
車検から上がってきたばかりのL20改。エンジンの調子は上々。
回転計から速度計へ目をやり、あっという間に離れる後続の一般車をミラーで視認。
一つ目のコーナーへ飛びこむ。リヤタイヤへの不信感もさることながら、いつもより速い進入速度に思わずアクセルを緩める。
と、同時に先ほどまでのL型三重奏が、気づけばソロ演奏になっていた。
即効で置いて行かれました(涙)
全然、二人に追いつけないのである(注:自分の腕が悪いだけです)
焦って自爆するのも恐いので、自分のペースで峠道を走るケンメリ。
「減速して・・・・抜けたところで・・・加速!」
独り言を言うようになると少々"心の病気"ぽくて危険だ。
しかし、その甲斐あってか、先行している2台のテールが見えてきた!
「やった追いついた!」
と思ったら、2台の前には、先ほど抜かせていった一般車が詰まっていた。
トラックなども走っており、そのまま追従して走り、途中の峠の茶屋の駐車場に車を入れる。
周囲の交通が途絶えたところで、3台ともUターン。来た道を今度は戻る形で走り始めた。
今度は置いて行かれないように・・・・と思った数秒後には再びソロ活動を開始(泣)
自分が恐くてゆっくりと曲がるコーナーも、お二人にはもっと高いレベルで難なく通過している。
「こ、これほどのパワー(腕)の差があるなんて・・・・
ケンメリが鈍行ならジャパンは新幹線だ」(by風吹)
ホテル街のところまで戻り、今度は順番を入れ替えてまた来た道を戻る。
2往復ほどした所で裏道に入り、一休みをした。
既にだいぶ走った感じだ。しかし、時間はまだ午前7時回ったくらい。
大垂水峠を後にして、道志を通っていく。
途中、道の駅にて一休み。
写真提供:もりきんさん
真中のケンメリの下から何かが垂れているのがお分かりだろうか?
クーラントではない・・・オイルか!?
わずかな緊張感を覚えつつ、ボンネットを開けると!
ウォッシャータンクがひっくり返ってました(爆)
大垂水峠のドリフト対策用の段差で外れたんだろうか。他には異常は無いようのでそのままボンネットを閉じる。
さらに助手席の後ろに水溜り発見!(焦)
どこから漏れてるのか・・・・と心配したが、実は湿気取り(ドライペット)がひっくり返って蓄積された水が
こぼれていただけだった。
そろそろ出発・・・って所で、雨が降り始めた。
雨足は強くなり、急いで車の下に戻る3人。
ここまで走ってもまだ、「朝」なのである。そろそろ朝食をと、コンビニに寄る。しかしながらこれまたひどい雨。
「コンビニで弁当買って、山中湖湖畔で食べる予定だったんですけどね」
イッケーさんが言った。
しかし、とてもじゃないが外では難しい。そこで、適当なファミレスを探して湖畔沿いを流すことに。
だが、「朝」はまだまだ早い。集合してから既に4時間以上経過しているが、やっと空が明るくなってきた時間なのである。
いや、明るさは雨雲によってだいぶ押さえられてしまっている。
開店前のお店を数軒過ぎたところで、やっとファミレスを発見した。
車を駐車場に停めて、雨の中を小走りに店内へ駆け込む。
選び難いメニューの早朝メニューから朝食を頼み、待ってる間にイッケーさんが撮影した
ビデオを見る。
速い。早送りでも見ているかのようだ。
画面に映るはもりきん号。2台のL型サウンドがハンディビデオのスピーカーから聞こえてくる。
その後に1台遅れて聞こえてくる。そして、画面の揺れが止まり静止画面になったところで
白いケンメリがのこのこ走ってきた。俺だ。
運ばれてきた朝食を食べつつ、窓の外の3台に、続いて降りつづける雨に目をやり、目の前のハンバーグに目を戻す時
あることに気づいた。
見覚えがある。このお店・・・・・・
そうだ、FRC時代にツーリングに来たお店だ!
あの日も道志の道の駅で休憩して、ここに来たんだった。そして、あの日も雨だった。
朝食の後、山中湖から御殿場はレーシングパレスへ。
こちらはまだ記憶に新しい。そう、ケンメリツーリングの際に訪れた場所だ。
展示車に大きな変化は無く、変わったことといえば撮影が禁止されていたことくらいか。
あ、そうそう天気が悪いのにレースクイーンがいたので写真を撮ってきました。
※心霊写真ではありません
レーシングパレスを出たところで腹が減ったので昼飯に。
どこで食べましょうか?
寿司がイイ!
という話になり、なんとここから沼津へ(笑)
東名に乗って沼津方面へ向かう。
沼津港の3台
天気は悪かったです(残念)
港の近くに密集するお店の中から一軒のすし屋を選ぶ。
回ってないおすし屋さんはずいぶん久しぶりである。
ビールの一杯でも飲みたいが、さすがに車で来ているので今回は遠慮である。
さすがというか、味の方は格別である。機会があれば近いうちにまた来ようと思う。
猫!
やたらと人懐っこい猫。もりきん号が好きのようで車の周りをうろうろ。近くに誰かが与えたであろうキャットフードが落ちていたが
見向きもしないグルメ猫。
食事も終わり、土産を購入して帰路につく。この暑いのに生物を購入してしまい、クーラー無しのケンメリでいかに運ぶか迷ったが
途中で立ち寄ったPAにてかち割り氷を購入。助手席後ろの下の方に置く。やたらと塗れている・・・・のはさっきのドライペットのせいだった。
写真提供:もりきんさん
ここで、みなさんと解散となり、それぞれの方向へ帰っていく。時間的に朝から12時間以上走っていたことになる。
へろへろになりつつも早朝ドライブや、寿司などの美味しさを思い出しつつ、家に戻る。
駐車場に停めて、土産と保冷用の氷を取り出す。案の定水溜りができてしまったが雑巾で搾り取り、家に戻った。
11日
本日はケンメリが車検から上がる日だ。
逸る気持ちで某ダイハツディーラーへ。
しばし待った後に、御代を払ってケンメリとご対面。
先輩に挨拶をしてケンメリに乗り、ダイハツを後にする。
いつもお世話になってるので、特に今回大きく変更したところは無いのだが、
オイルの消費が激しいのでその辺のチェックをお願いしていた。(これに関しては後日報告の予定)
走り始めて、まずエンジンの吹けあがり方が異なることに気づく。
前にあったような4,000回転からの不快な振動が消えていた。
吹け上がりはあまり楽しむことはできなかった。夕方の渋滞と、燃料系の針がEのラインをきり始めたからだ。
渋滞の中でも安定して走るのはありがたいが、自分が走行している車線にガソリンスタンドがほとんど無いのが不思議だ。
反対車線のガソリンスタンドに眼をやりつつ、渋滞のゆっくりした流れに従う。
ガソリンスタンドがたくさんある幹線道路までもう少しの所で、やっと自分の走行車線にガソリンスタンドを発見した。
給油を終えると幹線道路(環七)に入り今度は友人を迎えに行く。
久しぶりのケンメリにもっと長く乗っていたいというのと、久しぶりに友人に会うという二つの気持ちである。
友人をピックアップした後、所沢の方へ走らせる。途中ハードオフ(中古家電販売店)に立ちより、その後所沢へ。
ラーメン屋で食事した後に送り届けて、帰還。
ふと気づいたのだが、ケンメリを購入し、納車されてから実に丸4年が経過した。その間、様様なトラブルと同時に
多くの友人を得られた。
車の方も、最初の頃に比べて外見はボロくなったものの、中身(機関)の方は相当改善された。
肝心のオーナーはどれだけ成長しているのか未知数だが、間近に迫る板金全塗に備えたい。
1日
本日はケンメリを車検に入庫させるべく、いつもお世話になってるダイハツ時代の先輩のところへ持っていく。
月初めのせいか、雨のせいか。幹線道路は混んでいた。
先日(やっと)車の1割増された税金を払い終え、車検に相成った。
しかし、重量税や、自賠責保険のことをすっかり忘れており、どうしようかと思ったが
先輩のご好意により後でもいいということに。
税金、自賠責のお金は前払いが原則というのは、ダイハツ時代にお客さんに何度も説明してたはずだが
転職してこういった仕事から離れたしまったせいかすっかり忘れていた。
エンジンオイルの減りが激しいことなどを点検項目としてお願いして、ケンメリを預ける。
今の状態でもなかなか満足しているが、これ以上よくなる(適正値に戻る)のが非常に楽しみだ。
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