ケンメリレポート '03年09月
13日
待ちに待った連絡が入った。

「あのさー、ロッカーアームガイドのノーマルとかもってなかったけ?」

そう、ハイカムをノーマル品に替えた為、当然ロッカーアームとの隙間が変わってしまい、今までのものだと使えなくなっているのだ。
とりあえずは、カムもノーマルなので、ガイドの方もノーマル品が必要になる。

慌てて各所へ連絡を取る俺。困った時の神頼みならぬ、旧車仲間頼みだ。
というか、今考えるとずいぶんと図々しいお願いだったな・・・(反省)

ジャパソ乗りM氏:持ってるけど・・・今すぐは出せないなあ
ジャパソ乗りI氏:ありますよー、でも、今日は無理ですねえ。
日産:あるんですが・・・流通センターなので今日は無理ですねえ。明日の午前便になります。

明日の使用に間に合わせたい気持ちが募ってついつい各方面に無理なお願いをしてしまう俺。誠に申し訳ないと思いつつ、
やはり明日のイベントにケンメリで乗りつけたくて、オートワークス、L型チューン系の雑誌をめくっては売ってそうなショップを探す。

そして見つけたのは亀有レーシング。

早速電話をして在庫確認。

あ、あのーノーマルのロッカーアームガイドが欲しいんですけど・・・

「ありますよー」

やった!(喜)

お値段はいくらですか?

「一個900円です」



・・・ぐはっ。
当然チューンショップに置いてあるのでノーマルと同サイズではあるが材質は違いこちらはクロモリ製。
6気筒2バルブエンジンのL型は当然12個必要になるので900×12=10800円+消費税。



一日待てば

日産で新品が入る。


しかし、もうイベントにR33に乗っていって
「いや、本当はケンメリに乗ってるんです」
と言いつづけるのも飽きていた(こんなネタももう使いたくないし)

完全な状態ではないかもしれないし、ハイカムが入ればこのノーマルサイズ品は当分使うことも無い。

しかし、明日のイベントにケンメリで参加したい、何よりケンメリに乗りたいのだ。

そのためだけに、西日のまぶしい中、環7をR33で走っていた。

亀有レーシングの場所は正直行った事が無いのでわからない。ナビの地図も94年くらいからUPDATEしてない上に、ナビそのものが古くて
詳細地図も載ってない(さらに亀有レーシングのある辺りって最近地名が変わったようで)
おおよその見当をつけてそこまでとりあえず向かう。迷ったら亀有に電話して道を教えてもらいつつ、なんとか到着。
普段見ることの無いL型パーツ、旧車パーツばかりの店内に少々興奮しつつ目的のものを購入。
じっくり眺める事も無くそのまま踵を返してR33でケンメリの入庫先である板橋区へ向かう。
土曜日の夕方、環7はやはり渋滞。AT車でエアコン装着車でもあるこの車なら渋滞は肉体的な苦痛にはならないが、こうしてる間に
時間は刻々と過ぎて行く。

なんとか辿り着きちっぽけな小箱を持って(もちろん中身はクロモリ製ロッカーアームガイド)工場内へ。
先輩が病気だったという理由はあったが、2ヶ月ぶりに見たケンメリはうっすらと埃を被りそしてエンジンはばらされていた。
先輩に挨拶をしてガイドを渡す。
折れたカムシャフトなどを見たり、またケンメリの車内より入れっぱなしにしていたCDを取り出したりして、しばしケンメリを眺める。
久しぶりだ。
部品を渡し、一旦家に帰り走れるようになったら連絡するとのこと。
家に戻り、食事を済まし待機していると携帯電話が鳴った。もちろん間もなく完成の連絡である。

すっかり暗くなった中、電車にて工場へ向かう。まさかココまで予定が狂うとは思わなかった・・などと考えつつやっと
戻ってくる(カムが違うけど)ケンメリに、とりあえず戻ってくるケンメリに思わず口元が緩む。
地下鉄を乗り継ぎ、工場へ。
シャッターが閉められているので裏から回る。既にほとんどの人が帰った中、ケンメリのところだけ光が点る。

どもです〜!!
と挨拶をかけて中に入っていく。先輩が私を確認して開口一番。

「あ、もう来ちゃった?」



「いや、実はさー、また問題が起きてさー・・・」

出た。

もうネタの提供は勘弁してほしいと自分自身は祈りつつもどうやらその願いは受け入れられないようだ。
以前オーバーホールの時もこんなことがあった。今度はなんだ?

どうやら、エンジンはかかるようにはなったが、クランキングがかなり怪しいのである。バッテリーが弱ってると思えるような状況。
さらに、エンジンが5000回転以上回らない。とどめはオイルパンのパッキンがぶち切れたらしくオイル漏れが止まらない。

バッテリーに関しては新品を装備して見たがやはり状況的にはさほど変化無し。
回転数の件は原因不明。
オイルパンの方はこれまたどうしようもなし。

とりあえず動く、と言った状態。

このまま乗って帰るかどうかを激しく悩んだが、エンジンスタートもままならず、かつ少し置いてるだけなのに、床に広がるオイル漏れを見ると
とても乗って帰ってさらに座間の方まで乗っていく気にはなれなかった。駐車場をオイルまみれにするのも迷惑な話だし。

結局、ケンメリはこのまま預けておくことに。

ついぞ、本日掛け回ったりしとことや、長い間乗れなかったフラストレーションから失言を漏らしてしまったことが少々悔やまれる。

時間はもうすぐ日付が変わるような時間。終電はまだあるが、とりあえず代車の軽トラをお借りして家路につく。
AMラジオをつけつつ、昼間の渋滞とは対照的な流れの良い環7を走る。

明日もR33か・・・

別にR33が嫌いなわけではない(むしろ好き)
ただ、旧車の集まりに、自分が旧車を持っている(ほんと持ってるだけだなこりゃ)のにそれで参加できないもどかしさを
去年板金レストアで散々味わったことを今再び味わう事に合点が行かないだけなのだ。

軽トラをケンメリの駐車場に置きドアを閉める。軽トラ特有の乾いた軽い開閉音が夜中の駐車場に響く。
ケンメリから取り外した無線機とアンテナを抱えて家路についた。


12日
週末の日産座間工場のパレードイベントには間に合わせてもらえると言う事で心待ちにしている俺に再度連絡が。

折れてしまったカムはとりあえずノーマル品を入手して代用。バルブスプリングは強化品を組みつけて、望む事に。

「明日には組みあがるよ。」

そんな言葉に期待を寄せつつ、仕事に向かう・・・・


6日
思いもたまらず預け先に電話しました。

「あー、遅くなってごめんね~、留守電聞いたよ〜14日に使うんだっけ?もうあとはバルブスプリング組むだけだから・・・明日には終わるかな?終わったら連絡するよ。



つ、ついに納車である。いやー、よかった。夏の間は暑いから、と自分に言い訳をしていたが、さすがに2ヶ月も経つと乗りたい症候群が強くなり
うっかりケンメリバンの売り物などを見ると
「おいくら万円ですか?」
などとたずねてしまったりと心が迷走気味になる。

しかし、やっと帰ってきてくれるのである。新たに強化バルブスプリングを装備して・・・

戻ってきたらつけようと思ってる当時物のシフトノブ(握りが細い)を左手に持ち、右手は自分のシフトノブを握ってハァハァする日もこれでおさらば。



さあ、来いっ!








7日

来た。

電話が来た。

ラーメン食って戻ってきたら携帯に着信アリ

ちょっと汗ばみつつコールバック。

電話口の向こうの先輩の

待ちかねた言葉。




機関部損傷、被害ハ甚大ナリ(訳:カムシャフトあぼーん)







オレモあぼーん!

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