ケンメリレポート '04年7月
26日
やっと車検入庫の日である。
金欠というレッテルを貼られ(一部事実だが)たのと、工場側での受入体制が整うまでの時間があったのでのびのびになっていたが
やっと入庫。車検が切れているため当然自走は不可能なので、ローダーにて取りに来てもらった。
思えば今までにローダーで取りに来てもらうことなど一度もなかった。常に自走して入庫していたのだが、なんだか初めてお客と言うことを実感(笑)
仕事の都合もあり夜22時過ぎに取りに来てもらう。
駐車場は流石にローダーが入るには厳しい場所にあるのでローダーがある大通りまで自走することに。厳密には道交法違反となるが、
勘弁してもらおう。
久しぶりに乗りこむケンメリ。
セルの不調を懸念したが見事に始動成功。こうした当たり前の動作を嬉しく思えるのは昔も今も変わらない。
大通りに出ていざローダーへ。当然自分ではできないのでショップの社長にお願いすることに。

気分的にロボットアニメの合体シーンや
空母への着艦シーンを連想する馬鹿が一人。


見事乗り上げ成功。

下手するとこのまま売られてしまうような錯覚に陥るが
検査を受けて元気に帰ってくることを望む。



ケンメリをローダーへ載せた後は、積載車の車内で車検の打ち合わせ。
一応セルの不調を筆頭に2,3の気になる点を告げて車検入庫となる。
真夏日の続く中、イベントも特にケンメリでなければならない用事も無いのでそのことも合わせて伝える。

(ちなみにこれを書いている8月10日現在、まだ車検は終わってません・・・(笑))

バシッとしたケンメリが戻ってきますように・・・。


23日
検切れになって早9日・・・
車検の連絡を入れるも

「とね君、お金無いんでしょ?無理しなくても大丈夫だよ」

などと言われる始末。一体どこから俺が貧乏だと言う情報がショップに伝わったのか?
真相は追って調査するも、車検を取ってないので行動を走らせるわけには行かない。

というか、この殺人的な暑さではさすがにお手上げ。
うっかりヤフオクに出品中のクーラー付きのケンメリに羨望の眼差しで入札していたことは内緒ですよ?

とりあえず車検も無いし暑いしでしばらく乗らない(乗れない)と乗りたくなる病気が発病するから不思議である。
先日明後日の方向を向いてしまったワイパー修理のためケンメリの元へ。
1歩外へ出ると即座に灼熱の太陽。
プールサイドならまだしも、炎天下のケンメリの車内だとサウナと変わらぬ体験が可能。
走れればまだしも、これが渋滞だと逆にケンメリを悪化させかねない。(もちろん現在は行動は走れないけど)
カバーをめくり白いボディからの照り返しに目を細めつつ、ワイパーの取り外し作業。14mmのボルトを外すだけなのだが
色が黒いせいか既にかなりの熱を持っており油断してボルトをつまむと不意をつかれる。
ワイパーを外した後室内に半身を入れてキーを挿す。
ワイパーを作動させ、モーターからつながる軸をニュートラルの位置へ。
軸とワイパーを固定させる個所はぎざぎざの切れ込みが入っているのだが流石に30年の月日でほとんど平らになっていた。
ココの部品を変えるのもしんどいので、結局今回もビニールテープを軸の方に巻きつけ、その上からワイパーのボルトを
きつく締めて対応した。
試しにワイパーを動かすと特にアヤシイ動きも無くスムーズに動く。窓ガラスに薄く積もった埃がワイパーによって一列に。

これだけの作業で既に汗が。短くした髪型に直に太陽光。麦藁帽子でも被りたいくらいだ。
他の作業は特にないので、再びボディカバーをかけてケンメリを後に。

熱対策や諸般の問題あれどケンメリにクーラーをつけることは決定事項になりつつある。

10日
やっっっっっ・・・・・・・・っと、口座にお金が入ったのでこれまでできなかった諸手続きを敢行。
お金が無いのに独自ドメイン取得したりヤフオクでミニカー落札したりとお金の使い方を間違ってる29歳。

まずは任意保険の期限が切れかかっていたので保険の更新手続きをしにかつて勤めていた古巣へ向かう。
ケンメリで通勤するのがささやかな夢だったのだが、今となっては無茶なことしなくて良かったと思う次第。
でも、今日は通勤ではないので気楽に走る。しかし繁華街方向に会社があるために、渋滞は避けて通れない。
仕事で使っていた軽自動車ならかなりキツイ裏道を使って渋滞を回避することもできるが、ケンメリではやや不安がある。
そんな感じで裏道を大通りを使い分けてなんとか到着。
昨日は日差しが強かったが今日は曇り空。おかげで窓を開けて走っていれば(止まっていても)それなりに涼しい。

ケンメリを会社の前に止めて中へ。久しぶりに訪れた会社は以前とあまり変わってないようだ。
先輩や同輩、上司と話しつつ相変わらずケンメリに乗っていることを、乗りつづけていることをやや自嘲気味に話す。
みんな口々に
「あれ、エアコンついてないんだろ。きつくないか?」
と聞かれるも、
「いや、エアコンつけると熱がすごくて逆におかしくなるンすよ。エアコンなんかいらないっすよ」
などと耳年寄りな発言と強がりを交えて小一時間ほど雑談した後、会社を出発した。

せっかくこちらに来たのだから、6月に会えなかったミゼットの石橋さんを訪ねることに。

会社を出るときにフロントウィンドウに雫を確認したが、246に入った頃には止んでいた。
土曜日の渋滞を噛み締めつつ、三軒茶屋に到着。お店の前にミゼットが停まっているのを確認。
天気の良い週末は駒沢公園でミゼットMP5でかき氷を販売しているのだが、さすがに曇り空で少しぱらついたので
早めに切り上げてきたとのコトだった。
久しぶりの再開でいろいろ車談義で盛り上がっているところに、突然の夕立。
慌てて窓を閉める。そしてお店に戻るも雨脚がどんどん強くなっていったので、急遽帰る事に。
石橋さんには失礼をしてケンメリに乗りこむ。キーを捻る。

か か ら な い 。

おいおい、こんなときにエンジン・・じゃなくて、キーシリンダの接触不良かよ!
どうやら車検で治す項目がまた増えたようだ。

何度も何度も捻って試して、そのうちエンジンがかかった。こんな当たり前のことなのにこれだけスリルを
味わえるのは旧車ならでは(おまえのメンテが悪いだけ)
等と悠長なことを考える暇などなく、雨はどんどん強くなっていく。
246から環7に入り自宅方向へ向かう・・・が、環7は慢性的な渋滞ポイント。
以前帰るときは渋滞していても雨は降っていなかったが今日は違う。窓は開けられず一瞬にして蒸し暑くなる車内。
苦し紛れにファンのスイッチを入れる。クーラーはついていないが風だけは送られてくる・・・が、
涼しく感じたのは最初の数秒であとは生暖かい湿った空気がさらに腕にまとわりつく。
堪らず窓を少し開けて外の空気を・・・と思ったのも束の間。雨雫が即車内に入り、ガラスから俺のズボンに垂れる。

・・・クーラー欲しい。

記憶が確かなら数年前にも同じ台詞を言っているはず。
しかし数時間前に
「クーラーいらないっすよ」
などと発言はしていなかった。

発言を覆すほどの蒸し暑さ。いや、意志の弱さ。
顎の下辺りに汗が走る。暑い。
THE我慢のような苦行を超えてやっと井の頭通りへ入ることができた。
渋滞を回避し、一目散に駐車場を目指す。
しかし道は決して空いているわけではなく、何度も信号待ち。
そして、駐車場へ向かう交差点でそれは起こった。


バキッ!ガガココガコッ!

!?!?!?な、なんだ!>☆○&#$’!????


ワイパーが馬鹿になりました。

ケンメリにお海苔の方ならご理解いただけるだろうか?
これは運転席からの画像である。

通常ではこの向きはありえない。
この後の画像に外から写したのがあるのでピンと来ない方はそちらを参照のこと。



ワイパーが馬鹿になったのを見たのは実にケンメリを買ってすぐ以来のことである。(98年7月15日参照)
6年経って同じ個所が壊れるとは・・・などと感慨に浸ってる場合ではない。
視界不良のため、肉眼のみで駐車場まで行かなければならない。まるでファントム無頼(どこか?)
ふらつくチャリや買い物袋と傘を抱えた通行人に気をつけつつ、なんとか駐車場へ到着。
駐車場から降りて俯瞰にて状況を確認。
外から見るとこんな感じ。
ワイパー90度どころか180度回っちゃいました(泣)

ワイパーの動きがアヤシイとは思っていたがまさかこんな・・・
停車後にワイパーを確かめたが既に付け根の部分が馬鹿になっているようで
簡単に動いてしまう。キーシリンダ以外にココも治さなければ・・・はぁ。(ため息)


とりあえずワイパーの位置を戻して、水滴を雑巾でふき取る。ふき取った傍から雨が降っているがこのままボディカバーを
かけるよりはいくらかでも拭いたほうがイイに決まってる。(あまり酷いようだったら後日ふき取りに来てもいいけど、なんとなく)
拭いて絞っての繰り返し。しかし、いつの間にやら雨が上がって雲の切れ間から夕日が差してきた。
今がチャンスとばかりにフロント、リヤ、側面ととっととふき取る。かつ拭き斑や拭き残しがないように・・・
だんだん洗車気分で楽しくなり、ついでだからクリーナー出して細かいピッチなんかも取り除こうかな〜などと思っていたら
再びポツリポツリと雨が。

慌ててボディカバーをかけてケンメリにかぶせる。
見えるところはほぼ水滴を除去できたのでべとつくことなく作業完了。雨を避けるため、やや小走りで自宅へ向かっていった。


3日
2週間ぶりの土曜日休み。
ボディはコーティングとボディカバーのおかげで綺麗だが、よく見たらホイールが
かなり汚れていることに気づく。
さらにリヤスポ、テールランプ部分もケンメリの形状のせいかかなり汚れが付着している状態。
思い立ってコイン洗車場に行くことに。

いつものところへ向けてケンメリ発進。
洗車場内に入るとなんとダルマセリカの姿を発見。
思わず見とれていたのだが、向こうはちょうど作業が終わったのかケンメリとほとんど入れ替わりのような形で
快音を上げて去っていった。
バケツに水を汲みプチ洗車開始。大きく汚れてないので遭えて水をかけるようなことはしたくなかったのだ。
(別に洗車マシン(スチーム)を使うと600円取られて、バケツに水を汲むだけだと10円で済むからではないですよ?)

水が綺麗なうちに内装からはじめる。ダッシュボードの上とか実は埃が結構積もっていた。
リヤシート及び、リヤパーセル部分(スピーカーが乗っかってる部分です)を濡れ雑巾で拭き上げる。
時折リヤシートに腰掛けため息をつく。はっきり言ってアヤシイ。
内装が終わったら次は外装。
全開の夜中の高速走行でグリル近辺にはかなり虫が付着していた。それらを雑巾でゆっくり落としていく。
下回りも水はねなんかで砂や小さなゴミが付着しているのをゆっくりと落としていく。バケツの水がどんどん・・・

減っていく!?

あれ?濁っていくんだったらわかるけど、何で減ってるんだ?

よく見るとバケツの側面には細かい亀裂が無数に入っており、水がどんどん染み出していた。
慌てて作業の手を早める俺。車だけでなく、バケツまでレストアが必要だとは。(新しいの買えよ)

各部を水ぶきした後に専用クリーナーで汚れを除去。そしてその残り水にさらに洗剤を足してホイールの清掃に入る。
ちなみにこの日スポンジが無かったので雑巾1枚でボディからホイールまで拭く始末。

タイヤワックスをかけて足元が黒くなり引き締まる。土埃がついた状態からだいぶ見違えた。

そこで一息つくためにファンタグレープを物色するも自販機のつり銭切れで買えずにジャワティーを
飲んで一息。
そのままエンジンルームを開けてブローバイガスによる汚れを除去。流石に水武器では取れないので
ウエスをだしてコンパウンドで汚れを取っていく。ウエス自体がかなり使い込んでいて汚いせいかなかなか落ちない。
一通り綺麗にした後はプラグ清掃。ワイヤブラシを新しいものに変えカーボンを落としていく。
結局使ったお金はジュースの120円と、バケツ水の10円のみで洗車完了。
綺麗になったケンメリでさあ帰ろうと思ったら最後にプラグをいじったせいか手が真っ黒なことに気づく。
ウエットティッシュでも落ちない汚れを抱えたままハンドルを握って帰る羽目に・・・(ああ、また汚くなってしまった・・・)

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